令和5年度 別府市ユニバーサルツーリズム推進事業 第2回目のモニター様より感想が届きました(^^♪
第2回目のモニターツアーから1週間が経ちました。
あっという間の時間で、私達スタッフも喜んで頂きたい一心で一緒に行動しました。
モニター様から、お手紙が届きました。
最後まで読んで頂くと分かりますが、
「人生を振り返った時には、必ずこの旅が思い出されることでしょう。」と言われたいです。
以下、モニター様からの感想です。
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こんにちは
お土産も無事届き、いろんな人に土産話しをしています。
あれからもう一週間が経ちましたが、楽しかった事を思い出してます。
船内や車内、ホテルでの独り言をスマホに書きとめていたのをまとめて以下感想文にしました。
22日の夕方、南港を出航した「さんらわあ号」。
スイートバリアフリールームでの快適な船旅に、ワクワク感と少しの不安を胸に抱いて乗船しました。
翌23日は、船内6時起床。マイ枕持参の旅でしたが、いつもと違うベッドのためか、なかなか寝付けず朝を迎えました。
そして別府港に着いたとたん、火薬の様な硫黄の匂いに船内が包まれて戸惑いました。
さんふらわあ~さんふらわあ~太陽にあこーがれて♪
出港と入港時には「さんふらわあ号」のテーマソングが流れてきます。
実はこの曲、別府滞在中は脳内ヘビーローテーションで洗脳されていました。
港に降りたらとても快晴で気持ちが良いスタートです。
お迎えに来ていただいたスタッフさんとリフト付き福祉車両へ乗車し、早速、血の池地獄&竜巻地獄を体験しました。血の池ではカサカサ乾燥する手に塗る軟膏を購入。
竜巻地獄は噴出が圧巻で、ちょうど到着直後にタイミング良く噴出が開始しました。
その後は、お土産コーナーでお土産地獄。「毎日が地獄Tシャツ」は何枚買って帰ればいいのだろう?と地獄の住人たちの顔を思い浮かべました。
昭和レトロ少女キャラタオル&お色気タオル⁈も購入。水で濡らすとお姉さんはあられもない姿に…とのことで、間違って姪っ子に渡さない様に要注意です。
「別府八湯語り部の会」の方が御案内して頂ける「べっぷ街並み散策」では語り部ガイドさんのオンステージ。
マニアックな路地裏探訪はまるでブラタモリのようで面白かったです。そろそろお腹も減ってきた頃、アーケード街で売っている地元のお惣菜やラーメン屋さんはとても美味しそうでした。
昼は地元有名店「グリルみつば」さんで超美味しい「とり天定食」を堪能。
そして本日のメインイベントの「別府ロープウェイ」にて山頂まで上がりました。このゴンドラで⁈大丈夫かなぁ‥?
本当は高所恐怖症だったけど平静を装いました。
車椅子階段昇降機のおかげで、山頂駅の神社へお参りができました。おみくじは相方ともども大吉ゲット!この旅は何もかもが幸運です。
下山後の『九州焼酎館』はあたかも僕の好みを知っていたかの様なスケージューリングでした。
珍しい焼酎を一杯試飲したらもう止まりません。ほろ酔いになりながら、海沿いの美しいロケーションの豪華なホテルに到着しました。
そして今回の旅の本当のスペシャルメインイベントの「温泉介助入浴」です。
普段はシャワーオンリーの生活ですが、約30数年振りの温泉へいざ入湯!男性スタッフさんの手際の良い介助に身を委ねて、遂に温泉に浸からせていただきました。
心の底から身に沁みる、「あ〝ぁぁぁーーー」が自然と発せられました。
最高に気持ちが良かったです。地獄巡りの後で本当の天国にたどり着くことができました。
ディナーは海の幸満載のフルコース料理で舌鼓をうちました。
24日、朝目覚めてオーシャンビューの美しい日の出を眺めていたら、なんとそこに「さんふらわあ号」が横切るナイスサプライズに感動しました。
朝食ホテルビュッフェは過去一番の豪華さです。いつも欲張って失敗しがちなバイキングですが、今回は厳選した一皿となりました。
午前9時、残りの地獄巡りがスタートしました。
海地獄では地元テレビ局の同行取材が入り、一気に緊張しました。さわやかコバルトブルーの海地獄の後は泥がブクブクの坊主地獄、
鬼山地獄は本物のワニが年中温泉入浴していてとても迫力がありました。
かまど地獄、巨大化した熱帯魚がいた白池地獄と怒涛の地獄三昧です。
ゆるい坂道をですが、自力で車椅子歩行すると(^◇^;)ゼェゼェ
温泉ミュージアムでの休憩でふと思いつきました。「ここは地獄Death!」是非Tシャツ化して下さい。
《地獄巡りを体験してみて、車椅子ユーザーのバリアフリーの視点としては・・・》
石畳みの通路は、少しの突起や段差でも車椅子のキャスターが引っかかって身体の座位バランスを崩すことがあり、足元ばかり気にして移動しました。
そしてガタガタが続く通路では、何度もフットプレートから足がずれ落ちそうになりました。
一度や二度の訪問であれば介助者さんの助けを借りれば気になりませんが、繰り返し、自力で車椅子で歩行するとなれば、コンクリート化やアスファルト舗装して欲しくなります。
例えば車椅子やベビーカーが通過できる一部の幅だけでもレコードラインの様にフラットに舗装してあれば、足元を気にせずに移動出来ると思いました。
そして昼食は、温泉の熱気を利用した「地獄蒸し料理」を「蒸de喜屋」さんで頂きました。旨みたっぷりの牛肉や豚肉、野菜は甘みが増していくらでも食べれます。蒸し卵は燻製の様でサザエの様な香りでした。デザートのプリンまでとても美味しかったです。
グローバルタワーのエレベーターは150キロものハイスピードで空に突き抜けそうでした。
「さんふらわあ号」が停泊している海側の景色がお気に入りでした。
そしてクライマックスのスペシャルファイナルメインイベントの明礬温泉「湯屋えびす」さんの家族風呂に入りました。前日はホテルの露天風呂でしたが今回は岩場ゴツゴツの猿が来そうなマジ天然露天風呂です。前日同様スタッフさんに身体を洗っていただいてから入りました。
白濁の湯に包まれて、心の底から身に染みる、「あ〝ぁぁぁーーー」二回目が発せられました。
最高のお湯に身体が整い癒されました。
まさかここまでの難易度の高い秘湯のような温泉に入れるとは思っていなかったので感激しました。
今回、バリアフリーモデルツアーに参加する前までは、温泉なんて入ることはできないと自分の中で決めつけていました。
しかし、温泉入浴介助という支援があって、それを利用すれば私の様な身体に障がいがあっても簡単に入浴出来ることを知りました。
私自身、これはできない、あれはできないという固定観念を年齢とともに心の中で築き上げていましたが、今回から「温泉入浴はできる!」になりました。
凝り固まった考えやネガティブ思考を温泉で洗い流し、硫黄とポジティブ成分を体内に注入しに、また定期的に別府温泉に入りに来たいです。
スタッフの皆さんはとても優しく明るく良い人ばかりでした。ミョーにユニークな方もおられて面白かったですww
最高に楽しい旅に参加出来て本当に良かったです。
人生を振り返った時には、必ずこの旅が思い出されることでしょう。
本当にありがとうございました。
第2回モニター M.Yより
スタッフの日常、活動内容についてご紹介します。