ぶらり歴史探訪(別府市:古戦場)
みなさんこんにちは!久々のぶらり歴史探訪です!
別府市内には「古戦場」と呼ばれる文字が各所に残っていて、店名に掲げているものもあります。なんの古戦場だろう?と思って調べてみたら、「石垣原の戦い」というキーワードが出てきました。
「石垣原の戦い」とは、1600年に起きた関ヶ原の戦いの際、この別府の地でも豊後国大名返り咲きを狙った大友氏第二十二代当主義統(よしむね)率いる大友軍と、秀吉旗下で「二兵衛」と並び称された黒田孝高(官兵衛・如水)の黒田軍が戦ったものなんだそうです。
数で劣った大友軍は善戦するも吉弘統幸、宗像鎮統等の主立った武将が討ち取られ敗戦、義統は東国に流罪となりました。この戦いは、大まかに杉乃井ホテルのある観海寺あたりから仏舎利塔のある実相寺あたりの範囲で、別府市内各所には陣址や墓所が残っているみたいです。ここ「七ツ石公園」は「別府石」と言われる鶴見岳噴火の際に流出した岩があり、先の石垣原合戦後に「この付近の雑木林にある大石の周囲に白狐が現れると噂になり、大石を祀り拝むようになった」と文献に残っているんだそう。
大友と地元豊後武士団の崩壊と忠義の武将の討ち死という現実、その後夜にすすり哭く戦没者の霊を慰めるように顕れた白狐が、七つの巨石群と結びつきながら信仰を形作ったのかもしれません。
ここには温泉施設もありますので、ディープ観光の一つとしてお楽しみください(^O^)
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